floweuphoria’s blog

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秩父日帰り旅行 一人旅 

春に行った秩父観光の振り返りをする。

 

予想以上に良い場所だった。春だということもあって山の中にも、街中にも花が沢山。

御花畑駅という駅があってとても可愛いらしい。

 

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ハイキング

西武鉄道のこのサイト中の参考に西武鉄道で行く ハイキングコース24選 (seiburailway.jp)街の近くの山を軽くハイキングした。

一人心細く、スリリングに登って降りて約7kmくらい歩く。

木になるツツジヤマツツジが可憐だった。

靴ひもを結んでいるとき何かコツコツコツという音がするなぁと思って見渡すとキツツキがいた。絵本などで親しまれている鳥だけど本物はなかなか見ないから感動した。woodpeckerしていた。 

途中で歴史ある修行所、閉鎖中の鉱山にあたる。修行所は山の北側の一日中日が届かない崖にあり、そこで厳しい修行をしていたようだ。

頂上からは秩父の街が見渡せる。傍では白くきれいな観音様が街を見守っている。

お花と鳥のさえずりが癒してくれた。

 

秩父銘仙

銘仙とは安価の絹で日常使いの大正期の袴によく使われた。大正ロマン衣服のイメージが実際に何だったかわかって面白かった。ちちぶ銘仙館 (meisenkan.com)

食事

昼ごはんに頂いたのは秩父名物のわらじ丼。草鞋のように大きな一枚のカツがのった丼である。脂っぽすぎることがなくおいしかった。少し甘め?f:id:floweuphoria:20220311115025j:plain

あとはやはり蕎麦とかが有名なのかなと旗から読み取る。

おやつはこれも秩父名物の甘い味噌がかかったじゃが芋の“味噌ポテト”。

 

交通

今回利用した鉄道は西武鉄道の特急ラビュー。革新的なデザインで足元まで特大サイズから花であふれる明るい秩父の風景を楽しんた。特急ラビュー :西武鉄道Webサイト (seiburailway.jp)

バンクシーは不快か? 展覧会の感想

バンクシー展 天才か反逆者か

 

世界で注目を集めるグラフィティアーティストの展覧会に行ってきた。

 

今回は作品そのものより売買や展示といった作品の扱いが気になった。

 

一言で感想を片付けると体力を消耗し疲れた。その理由は作品内の暗い世界と皮肉にもそれを反映する展示風景である。

 

作品と人の関係 

 

そもそも展覧会自体”美術館”ではなく、本人公認でもない。狭い廊下のような場所での展示もあった。このコロナ禍では珍しい密集度合いで、人の動き方もまるでディズニーランドのアトラクション内のようだった。安くはない価格でチケットとグッズを本人非公認の業者が売る方法も露骨でたじろいだ。この関わり方を興味深いとは思うのだが...

 

落札総額も世界トップレベルの大金である。

今大注目のバンクシーは何位?2021年上半期の落札総額TOP10アーティストを振り返る - NEW ART STYLE (and-art.jp) 私がこの展覧会で感じたアンビバレントな思いは、この作品<フェスティバル(資本主義をぶっつぶせ)>にぴったり合う。

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ストリートで公共物にグラフィティするバンクシーの作品は恒久ではない。競合するグラフィティアーティストに上書きされることもある。この過程で各人がより良いグラフィティを追求し、コミュニケーションを楽しむことが面白いと思った。

この作品<パルプフィクション>を巡る他アーティストとの話がドラマチックだった。

     

     写真の元のグラフィティに地元のアーティスト”オゾン”が「ましなもの」を求める落書きをし、それに応じてバンクシーはバナナを銃に変えた。後日オゾンは落書き中に電車に轢かれて死んでしまい、バンクシーパルプフィクションに天使を書き入れ死を弔う絵にした。ただ彼はnon art fag とも書き入れた。上書き文化を批判しているのだろうか?

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落書きされた側の対応もそれぞれ極端だ。撤去する場合もあるし、保護ガラスを設置して鑑賞料を取ることもある。大抵の場合撤去を選択する公権力で、東京のように保護が選択されると痛快である。

東京都庁で展示が始まったバンクシーの作品に似たネ…:バンクシー作品 写真特集:時事ドットコム (jiji.com) 




作品について

落札時にシュレッダーにかけられた<風船と少女>。本当に面白い取り組みだ。

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展覧会ガイドに反知性主義と紹介されたように、複数作品は敗者は敗者のままの世界線だと解釈し、その点は苦手だった...





世論をかき回し、この展覧会を通じてとっても考えさせられたので問題提起の点で優れたアーティストだと実感した。